45歳児のIT能力は6歳児と一緒
驚くべき新事実。最近の6歳児のハイテク理解度は45歳と同等であることが判明(英研究) : カラパイア
IT能力の最盛期は10代半ば。
20代でさえ時代遅れとなる場合がある。
30代となった私でさえ自分が時代遅れだなと感じることが多いもんな。
巷ではSE35歳引退説なんてのもあるけど、40歳になったら付いて行けるわけないと私も考えているよ。
40歳以上になったら出来るだけ老害にならないように、若い人たちを応援できる立場にないと駄目だね。
■1.認める能力の欠如
ーー「先日、親戚の5歳の子供に会った。その子供がテレビ画面を手でスライドしようとしていた。
その子の親曰く、普段iPhoneで遊ぶからテレビの画面も同じように操作出来ると思ってスライドしているとのこと」
私は日本のIT業界で10年程働いているが、40歳以上のIT業界の大人達にこの話をしてみると返ってくる反応は以下の通りだった。
「小さい頃からスマホなんて持たせてはいけない」
「とても危険な事だね」
「機械よりももっと先にやることがある」
私はこの環境で育つ子供達が作る未来や社会が、どうなるのかを想像するだけでもワクワクしてしまう。
ロボットやシステムが活躍し、人間が面倒なことをすることが大幅に減る。
車が空を飛ぶのか、飛行機が一家に一台になるのか。
いつホログラムディスプレイが登場するのだろうか、音声のみでのシステム操作が一般認知されるのだろうか。
考えるだけでワクワクする。
ところが40代の人たちはそれが「危険」だという。
やんわりと「何が危険なのか?」と聞いても的を得るような意見や答えなどは返って来ない。
人は自分の想像を超える出来事を認識しにくいものだ。
認識が出来ない事は仕方ない、それは探求する過程でやがて認識出来るようになるからだ。
だが、危険視して封じ込めることに何の意味があるのだろうか。
普段自分たちの客には「最先端の技術が〜」なんて言う割に、新しい事が認識出来ない。
こんな管理職ばかりのIT企業の未来は、テレビをスライドしている子供達よりも危ないだろうと私は思う。
■2.人材はこんなにも溢れかえっている
近年、パソコンが無ければ仕事にならない会社は増えた。
経営者はシステムを使う事が効率的で合理的な事を認め、次々に導入されていった。
ほんの20年ほど前は「ワープロ検定」なるものが存在し、ワードで簡単に作れる書類を作る為だけの事務員が居た。
会社の中でもシステムに詳しい人間を創り出すのにどれだけの費用と時間が必要だろうか。
これらを兼ね備えて、尚かつ若い人材がすくすくと育っているのが今の時代だ。
IT業界でなくても入社してくる人たちはキーボードのブラインドタッチが必ず出来る。
人によってはワードやエクセルで簡単なマクロを組める人もいる。
今の40歳以上よりも学力は高いレベルに存在し、身体能力も高くなっている。
こんなにも土台が備わった人間達がわんさかいる時代は過去遡ってみても類を見ない。
それでいて業績が出ない、伸びない、人材がいない、育たないなんて言うのは、単に管理職が仕事していない理由以外は見当たらないのだけれどね。
だれか他に理由を教えておくれよ。