パナソニック「家電は駄目だ」…駄目にしたのは誰なんだか
「もう日本の家電はダメだな。一目瞭然だ。韓国、中国と価格競争してもしようがない。うちは儲ける道を別に探す」(パナソニック 津賀一宏社長)
■引用元
業績回復のパナソニック「ツガノミクス」として投資家も評価│NEWSポストセブン
■1.ポスト団塊世代の仕業
以前の記事でパナソニックの家電の質が落ちたと書いた。
女性は世界の消費の64%を担っているらしい - Fuck the BlackCompany
パナソニックの家電を利用して単なる個人的な感想を述べたつもりだったが、
それにはこんな背景があったわけだ。
相変わらず責任逃れの得意な世代である。
市場はエコナビなどという付加価値を必要としただろうか?
だとしたらダイソンの高価格家電はなぜ売れ続けているのだろうか?
スマホと連携する高価格の家電は誰が欲しがったのだろうか?
供給と需要の両面から日本の家電業界を駄目にしたのは一体誰なのか?
■2.そもそもパナソニックって一体何と戦っているの?
内部分裂しまくってたよね?
責任のなすり付け合いをして会社の発展を停滞させたのは君達ではないのか。
たくさんの技術者のためにと松下氏はダイエーと争った。
結果は消費者側のダイエーに向くこととなったが、
それだって立場は違えどお互いが「誰か」という人のために戦った。
自分のルーツと争って得することなんてないと思うんだけれど、
なんでこういうことが言えるのかな。
こんなこと言っちゃう会社が他業界に行ったところで
行った先の業界で必死になって
「誰か」のために戦っている人たちの方に軍配が上がるだろう。
気質や文化は必ず製品やサービスを通して消費者に伝わる。
この10数年の低迷からパナソニックが市場を見限ったのではなく、
競争の原理に則ってパナソニックが市場から退場させられているのだ。
私は少なくとも自分たちの尻も拭こうともしない、出来ない輩には期待は出来ない。
もう2、3ほど波乱が起こるだろうな、この会社。