すき家はもう時代の流れについていけないと思うから無くなって当たり前
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■0.はじめに
個人的にすき家が気に喰わない等の私情で記事を書いているわけではありません。
悪意を持ってるわけでもありませんし、他意もありません。
すき家(ゼンショーHD)が損をしたところで私は一切の得をしません。
また、議論もしません。
信じるか信じないかはご自身で判断なさってください。
■1.すき家って何屋?
先日、仕事で九州に出張に行った折に何年ぶりかにすき家に行った。
だがメニューが複雑過ぎ+不味そうに見える写真の数々で食べる気を無くしてしまった。
「すき家って何屋だっけ?」
何を頼んだら不味くないのかな、なんて思っていたら
取引先から電話が掛かってきてしまったので結局食せずに店を後にした。
すき家は一体何を売りたいのだろうか、店内に入ってもわからなかった。
飲食店で不味くないものを頼みたいって、すごいね。
終わってるよ。
■2.最低なCM
吉野家の新メニュー「牛すき焼き膳」が好評だった。
ところが、そんなニュースを聞いてから間もなくTVのCMですき家は
「すき家の”すき”は元々、すき焼きのすきです!」と放送していた。
起源なんか主張してどうなるんだと思った。
他にすき焼きで有名な「今半」や「鳥安」が思い浮かんだ。
飲食業界、特にすき焼き業界(なんてものが仮にあるとして)で
すき家はそんなにコアな位置を占めているのか?
すき家はすき焼き業界の中で美味いのか?
こんなCMを流すようになったら益々行きたくないなと思った。
確かに料理は雰囲気やお店の内装、盛りつけによって美味しさは変わる。
だけど起源で美味しさなんて変わるわけが無い。
この考え方は飲食業でもないんだろうね。
■3.客も店員も、人が寄り付かない管理職の考え方
全ての物事には理由がある。
確かに「安い、早い」は魅力的ではあるが、
何で安いのか、何で早いのかを考えると利用したくなくなる。
何で「早い」のかと言えば充分に準備や仕込みをしてあったり、
時間のかかる揚げ物などの料理ではないことであったり等、
推測すれば納得出来ることも多い。
ところが「安い」になると違和感が半端ない。
例えば「原材料を安く仕入れているから」ということもあるだろう。
だがそれだけでここまで安くできるのだろうか。
使用されている原材料の安全性に疑問がある。
また、すき家に関して言えば従業員の給料が安いことは有名だ。
最近になって人が寄り付かなくなったおかげで時給を上げているらしいが、
よく考えて頂きたい。
元々そのお金を払っていたのは客だ。
最初から従業員の給料をしっかりと払っておけばこんな問題に発展することは無かった。
正に安物買いの銭失いそのものである。
目利きの出来ない商売人が行う商売なんて続くわけが無い。
客が気持ち良く払ったお金の使い方が間違っている。
■4.すき家があると治安悪化を招く
一時期、「すき家強盗」なる造語が流行った。
飲食店で発生する強盗の半数以上はすき家で起こる。
警察からの注意勧告に対してすき家が残した有名な言葉がある。
「2人以上の従業員に払う人件費と強盗されて失う被害額を比べると前者の方が安い」
2011年をピークにして件数こそ減ったが、未だに強盗の半数以上はすき家で発生する。
つまりすき家が「存在するだけで治安悪化を招いている」ということだ。
それも当然だろう。
24時間営業で玄関に鍵は掛かっておらず入り放題。
「強盗に合う被害額の方が安い」なんてことを公言してしまえば、
悪化を招いていると指摘されても言い訳が立たない。
■5.まとめ
記事タイトルの通りゼンショーHDがこの時代で生き残っていくのはかなり難しい。
上記に述べた要素以外にも理由は探し出せば色々出てくる。
すき家のゼンショーHDは時代の流れの変化についていくことが出来ないのだ。
時代の流れについていけないということは自然界で言うところの淘汰と同じ。
身体の大きい恐竜が絶滅したのと同じく、自然な事なのだ。
だが淘汰以上に商売の根幹として、「人が寄り付かない」という事は大きな問題だ。
人、物、金の流れが一番初めの人の部分でつまづいている。
ただ今回勉強になったのは、フランチャイズや、チェーン展開という
レバレッジ経営手法は事業拡大という目的のためには最大限の効果を発揮するが、
適応力に欠けてしまうということだ。
業務の標準化やマニュアル化は「誰でも出来る」という一見適応力を高める要素が
あるように見えるが、実はその逆で適応力を育てることは難しいということがわかった。